インド式計算「その1_2」
~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます。
今回は、インド式計算「その1_2」をご紹介します。
私は、インド式計算を、簡単なものが2種類・応用が3種類に分類しています。
インド式計算は、主に2桁同士の掛け算で使うテクニックでしたね。
1. 「どういう時に使えるか」
2桁同士の掛け算で、「十の位の数の和が10」で「一の位の数が同じ」ときに使えます。
例えば、32×72, 87×27, 19×99, 61×41, 55×55などです。
〇 「インド式計算”その1_1″」の”十の位の条件”と”一の位の条件”を逆転させたような条件になっていますね。
2. 「どういう計算をするか」の概要
(1) “十の位の数同士”をかけたものに”1を加えて”、”千の位と百の位に置く”
(2) “一の位の数同士をかけて(一の位の数を2乗して)”、”十の位と一の位に置く”
※ 計算結果が1桁の場合は、十の位は0とする。
3. 「どういう計算をするか」の詳細
数が入り組むので、焦らず読み進めてくださいね。
32×72を例に挙げます。
(1) “十の位の数同士”をかけたものに”一の位の数を加えて”、”千の位と百の位に置く”
“十の位の数同士”をかけたもの・・・3×7=21
“一の位の数を加えて”・・・21+2=23
よって
32×72=23?? ・・・①
となります。
(2) “一の位の数同士をかけて(一の位の数を2乗して)”、”十の位と一の位に置く”
“一の位の数同士をかけて”・・・2×2=04
よって
32×72=??04 ・・・②
となります。
①②より
32×72=2304
と計算できます。
インド式計算のパターンを2つ以上勉強した方は、「混乱しそう」と思うかもしれません。
でも、丁寧に覚えれば大丈夫ですので、「私は(僕は)こんなのも区別できないのか」などと思わずに挑戦してみてくださいね。簡単にできている人だって、始めは、マスターするために、かなりの時間をかけていたりするものです。
4. 問題演習
では何問か問題演習をしてみましょう。
(1) 87×27 (2) 19×99 (3) 61×41 (4) 55×55
5. 問題演習の解答
(1) 87×27
プロセス1・・・8×2+7=23
プロセス2・・・7×7=49
よって
87×27=2349
(2) 19×99
プロセス1・・・1×9+9=18
※ プロセス1の計算結果は必ず2桁になるので、縮む心配がないんですね。何を言いたいかがよくわからない方は、「インド式計算”その1_1″」も読んでみてください。
プロセス2・・・9×9=81
よって
19×99=1881
(3) 61×41
プロセス1・・・6×4+1=25
プロセス2・・・1×1=01
※ プロセス2は十の位と一の位に置くため、十の位を0としておかないと数字が縮んでしまう、というミスをよくするので、注意です。
よって
61×41=2501
(4) 55×55
プロセス1・・・5×5+5=30
プロセス2・・・5×5=25
よって
55×55=3025
※ おや?気づいた方は鋭いです!
実は、55×55は「インド式計算”その1_1″」でも解くことができますね。
55×55の計算を、「インド式計算”その1_1″」と「インド式計算”その1_2″」の両方で解いてみて、数値が3025にならなければ、何かが勘違いしていることがわかるので、55×55は、公式を覚えているかの確認に使えるんですね。
6. まとめ
2桁の掛け算は、全部で90×90=8100通りありますが、インド式計算その1_2で計算できるものは、81通りしかありません。つまりは100分の1しかないんですね。
でも、このような計算のテクニックを積み上げていくことで、計算を速くすることができます。
応用ができる計算がほとんどなく、使うことがあまりないため、忘れやすいです。斯く言う私も「インド式計算1_2」がとっさに出てくると、「あれ?何だっけ?」と一瞬迷います。
では、失礼いたします。